2022年7月2日(白のハーネミューレ)
- ミイラ 小林

- 2022年7月2日
- 読了時間: 3分
更新日:2022年7月3日
今日は、試し刷りに工房ヘ行く。紙をまず、白いハーネミューレにして、お米の粒のところを布でインクを掻き出さないように、指でインクを取る。
版画の杜で久々に一緒になった高見さんが、メゾチントの作品を持参した時、美しい!!と、素直に感じた。高見さんは、小さいサイズの専門であり、その密度、クオリティーは、全く素晴らしい。彼女は売れた作品の色ちがいを持参していた。展示されていたのは緑色が使われていたが、色ちがいは青で、その時の紙が美しい白だったので、恥を偲んで聞いてみると、白のハーネミューレを使っているという。私の使っているアルシュは、元々はハーネミューレのナチュラル色を使用していたが、もっと白色を求め、大きさを考えるとアルシュしかなかったから、という事を思い出した。今回刷り直すのはA4サイズである。メゾチントはハーネミューレのほうがインクを刷り取る。アルシュは堅いかな、と。お米の粒の作品になったのは高知トリエンナーレからで、それまではそんなに細かい作品ではないことも、思い出した。
そして、繊細な所はそっと、少しづつ指でインクを取っていく。これは田中先生から。今迄も、プレートマークなどは指で拭うことはあったが…言い訳になるが、額売場の販売員をしていたので、油性のインクが爪に入ると、翌日、完全に除去できないため、お客様の作品にそそうがあってはならない、と控えていた手法でもあった。
果たして、まさかな…と半信半疑でトライした。…まさかの、インクの刷り、一粒一粒がしっかりとでて、美しい白色度の紙!!😆
なんと、見違えるほど、ご飯の粒がふっくらと、梅干しもふっくら、水分を含んだ感じだ。かたいごはんと梅干しが私は好きで、それは展示していた作品だが、今度は柔らかいごはんになった。難をいえば、粒が目立つかな。刷れすぎかな。あと、元々私が、油絵を描いていたせいかぬけが?味?がないか。工芸作品としては良くできた感じだが、私の作品は少しよくわからない部分、それは、デザインの完璧さではなく、曖昧なところ、というのか。そして、紙が白すぎたせいか青みがでて、温かいご飯がそう見えなくなっている。改めて比較すると、刷ったときは以前の作品が悪くみえたが、いや、良かったんだ、と。ただ、版画は職人ぽさがでるので、そんな、味、なんていうと適当だ、とも取れなくもない。それと、高見さんの作品はかっちりとしたところが魅力だ。私と逆か。
まだ、版が壊れた訳ではない。高見さんによると30枚位はエディションで取れる、という。ただ、私の作品は浅いので、もう少し取れないとは思うが、紙があるので、黒の赤口でもやってみようと思う。
確かに白のハーネミューレは白が美しい。ご飯の白にはいいと思ったが、温かさがなくなってしまっている。






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